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ノンスティックＳＴＣ™　３つの特徴

Smooth・・・ブラスト処理^※不要でコートを密着可能です。
　　　　　　　コート後の刃先の後研磨が不要です。

コート前に表面を粗面化するブラスト工程が不要なので、刃先のシャープさが保たれます。

※）ブラスト処理とは、粒子状の無数の研磨材を基材に衝突させて、
表面の粗化、研削を行う表面加工方法です。
表面に凹凸が形成されるので、コーティングが凹部に入り込むアンカー効果を
利用して密着性を向上させるのに使われています。

Transparent＆Thin・・・コーティングが透明で、１μm以下の超薄膜です。

無色透明の超薄膜なので、基材の質感をそのまま保ちます。
写真は、コートの境目を拡大したものです。
コートありとコートなしでの違いがほとんどありません。

Clean・・・汚れにくい、くっつかない

粘着テープを切断して、コートなしの場合と比較してみました。

粘着剤が付着して
切れにくくなってしまいます。

粘着剤が付着しないので
切れ味が変わりません。

■高耐久性

テープディスペンサーのカッター刃にノンスティックＳＴＣ™をコートし、強力粘着テープの連続切断テストを行いました。

■難付着性；布テープの剥離荷重の比較

引張試験機で布テープ(幅50mm)の剥離荷重を測定しました。

■難付着のメカニズム

ノンスティックＳＴＣ™の表面は、フッ素系高分子の中でも柔軟性のある特殊な構造を持っています。
そのため、表面が滑りやすく、異物が付着しにくくなっています。

■リコートも可能

使用中にフッ素系高分子薄膜が摩耗した場合、リコートも可能です。
ただし、基材種類や形状にもよりますのでご相談ください。

■多彩な用途に

刃物以外にも、金型など難付着性を要求する部位に適用可能です。

■膜厚1μm以下で各種基材にコート可能です。