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NONSTICK STCNonStick STC®
NonStick STC®(ノンスティックSTC)は、当社独自技術により基材表面へふっ素系高分子を化学結合させたコーティングです。
厚さ1ミクロン以下の”超”薄膜でありながら、非粘着性・すべり性・撥水性・撥油性といった表面性能と、
これらが長持ちする高耐久性を兼ね備えています。
FEATURESNonStick STC®の特長・機能
NonStick STC®は、基材表面とふっ素系高分子を化学結合させる当社独自技術により,高い密着性と耐久性を実現した機能性コーティングです。
一般的なふっ素樹脂コーティングで必要とされるサンドブラスト処理を行わずに塗装できるため、基材本来の平滑性や精密形状を損なうことなく処理が可能です。
鋭利な刃先や微細形状を有する産業用刃物や高精度金型にも適しています。
塗膜は1ミクロン以下の超薄膜で、透明性にも優れており、塗装による寸法変化や外観への影響を最小限に抑えながら、ふっ素系材料ならではの非粘着性やすべり性といった表面機能を付与できます。
これにより、液剤や樹脂の付着・濡れ広がりを抑え、製造設備の安定した動作環境を実現します。
APPLICATIONNONSTICK STCの用途例
粘着シート・テープ等の切断用刃物の非粘着性向上・付着防止
刃先形状を損なわず、非粘着性を向上し、粘着剤の付着を防止します。薄膜仕様であることと極めて優れた非粘着性により切れ味の低下を抑え、設備の長期安定稼働と清掃頻度の低減に寄与します。
樹脂製精密部品の成型用金型の離型性向上・寸法公差維持
微細形状や寸法精度を維持したまま金型表面に離型性を付与し、樹脂の付着を防止します。離型不良の低減と金型清掃負荷の軽減により、成形品質の安定化と生産効率の向上に貢献します。
精密ディスペンサーノズル・ニードルの濡れ防止・付着防止・吐出安定化
濡れによる液剤の外面へのせり上がりや付着残りを抑制します。吐出量・吐出位置の再現性を向上させ、安定した塗布・ディスペンス工程の実現に寄与します。
NON-ADHESIVENonStick STC®の非粘着性
NonStick STC®は、多関節で柔軟なふっ素系高分子材料を基材表面に密着させた独自構造のコーティングです。柔軟な分子構造により、表面分子が自由に動きやすく、すべり性に優れた表面を形成します。その結果、粘着物が付着しにくく、従来の剛直で直鎖上の分子構造を持つふっ素樹脂コーティングと比べて、より高い非粘着性を発揮します。
右のグラフは、NonStick STC®を施したテストピースへ布テープを貼り付けて、剥がす際に要する荷重を測定し,比較したものです。
NonStick STC®は、ふっ素樹脂コーティングを凌駕する離型性を示します。
【試験条件】180°ピール強度測定(25℃)
テープ:セキスイ社製 布テープ(テープ幅:50mm)
重さ1kgのゴムローラーでテープを貼り付け、180°折り返した状態で、50mm/minの速度で剥がした際に剥離に要する力(荷重)を測定。
MECHANISM高耐久性のメカニズム
NonStick STC®は、ふっ素系高分子を基材表面と化学結合させる独自技術を採用しています。分子レベルで基材と結合するため、基材表面と一体化したような構造となり、高い耐久性を発揮します。
一方で、一般的なふっ素樹脂コーティングは、ブラスト処理などにより形成した表面の凹凸に樹脂が入り込むアンカー効果によって密着しており、機械的な嚙み込みに依存した構造です。
この密着機構の違いにより、NonStick STC®は、「超薄膜」でありながら、長期使用環境下でも塗膜性能を安定して維持し、高い耐久性を実現します。また、サンドブラスト等による粗面化を必要としないため、刃物や精密金型などの用途において、基材の破損や寸法変化のリスクを抑えてコーティングすることが可能です。
VERSATILITY金属以外にも幅広い材料に加工可能
NonStick STC®は基材表面と化学結合させることで、強固な密着性を実現しています。化学結合が形成できる基材であれば、金属に限らず樹脂を含む幅広い材質への塗装が可能です。
加工温度は200℃と比較的低温であり、ご要望に応じてさらなる低温化にも対応します。一般的なふっ素樹脂コーティングのように約400℃の高温焼成を必要としないため、高温による基材の劣化や変形、強度低下を抑制しながら、非粘着性やすべり性といった機能を基材表面に付与することができます。
低温化のご要望や当社で実績のない材質でも検討可能ですので、お気軽にご相談ください。
※表中の数値は、各基材における加工温度の目安です。
| 対応基材 | 標準的な加工温度 | 特記事項 | |
| 鉄 | 150~200℃ | 推奨する加工温度は200℃,150℃まで低温化可能 | |
| ステンレス | 220℃ | 220℃以下の低温化の相談も承ります | |
| アルミニウム | 220℃ | 220℃以下の低温化の相談も承ります | |
| ガラス | 150~200℃ | 推奨する加工温度は200℃,150℃まで低温化可能 | |
| 樹脂 | 80~120℃ | 材質により最適な処理条件が変わります | |
| 上記以外の素材 | ご相談ください | ||
RECOATNonStick STC®はリコートも可能
使用中の摩耗や汚れなどによりコーティングの性能が低下した場合でも、リコート(再塗装)することで機能を回復させることが可能です。基材を再利用することで廃棄物の削減につながり、サスティナブルなものづくりに貢献いたします。
※材質や形状によっては塗装できない場合があります。詳細は一度ご相談ください。