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DEVELOPMENT開発力
単なる受託加工メーカーに留まらず、お客様の課題や目的を起点に、最適なコーティングをともに考える開発型パートナーです。
自社内でオリジナルの機能性コーティング技術を開発し、試作・評価・検証までを一貫して行える体制を構築。用途・使用環境・求められる性能を総合的に整理し、試作で終わらない実用に繋がる”開発力”を強みとしています。
TECHNOLOGY当社オリジナルの機能性コーティングの技術
当社では、各種表面処理技術の独自開発を自社内で行っています。既存塗料を単に適用するのではなく、下地処理条件、塗膜構成、焼成条件などを含めたトータルな技術設計を行い、用途に最適化したコーティング技術を構築します。
高機能化はもちろん、耐久性や再現性、量産時の安定性までを考慮した技術開発を行っている点が特長です。社内には多様な試験片や評価データを蓄積、これまでの知見を活かしながら、要求性能に応じた最適な処理条件を導き出します。
PROTOTYPING構想段階から試作開発
当社では、お客様のご要望に応じて構想段階からの試作・開発支援を積極的に行っています。材質や形状、使用用途、使用環境(温度・摩耗・薬品など)、求められる寿命やコスト条件を丁寧にヒアリングし、それらを踏まえた最適なコーティングをご提案します。
また、試作から量産まで社内一貫生産体制を整えており、試作時だけでなく量産時の安定品質、安定供給も視野に入れた試作支援を得意としています。
CO-DEVELOPMENTお客様との共同開発
お客様からのカスタムニーズにお応えするため、当社ではお客様との共同開発にも積極的に取り組んでいます。お客様と当社の開発部隊が連携し、技術難易度の高いコーティングや新たな機能付与に挑戦しています。
また、開発部門と製造現場が同一拠点にあり、開発と製造が密に連携すること、,評価結果や不具合情報を迅速にフィードバックし、処理条件へ反映することが可能です。
開発・評価・製造を繰り返しながら精度を高めることで、品質・再現性に優れたコーティング技術を実現。スピードと確度を両立した共同開発を通じて、お客様の製品価値向上に努めます。
ANALYSIS開発技術の分析・検証
当社の開発部門では、各種分析・検証・試験を自社内で実施できる体制を整えています。
SEMによる塗膜構造や密着状態の解析をはじめ、機能試験や耐久試験などを通じて、コーティング性能を多角的に評価しています。分析・評価を自社内で実施することで、試作と検証を並行して進めることができ、開発スピードの向上を図っています。
また、開発担当者自身が評価結果を確認することで、原因の切り分けや改善検討を迅速に行うことが可能です。
EQUIPMENT測定・分析機器の紹介
各種評価試験から得られたデータに基づき、お客様の使用環境や要求性能に応じた最適仕様を設計・検証いたします。
STRUCTURE塗膜の構造解析
走査型電子顕微鏡(EDX元素分析対応)
走査型電子顕微鏡(SEM)では、コーティング表面や断面を高倍率で観察し、膜構造・欠陥・界面の密着状態などをミクロレベルで評価します。
さらに、エネルギー分散型X線分光法(EDX)による元素分析により、塗膜中の成分分析や異物混入の有無を確認。外見では判断できない塗膜の状態を可視化し、密着不良や腐食要因の特定など、トラブル原因の解明と配合・工程改善に活用しています。
最大分解能:加速電圧 20kV時 4.0nm
デジタルマイクロスコープ(レーザー元素分析対応)
微細な凹凸などの表面状態、膜厚、傷や異物の付着などを高倍率で観察し、外観品質や均一性を評価します。
さらにレーザーによる元素分析機能を活用することで、局所的な異物や変色部などの成分を特定することも可能。
日常の品質確認から不具合解析まで幅広く活用し、製造条件の最適化や安定品質の維持に寄与しています。
観察倍率:30~2,000倍
EVALUATION機能・耐久性の性能評価
摩擦摩耗試験機
ボールオンディスク試験・ピンオンディスク試験対応。
往復摺動と回転摺動、プログラム運転による速度の可変など、幅広い摺動条件を再現し、コーティングの摩擦係数や摩耗挙動を定量的に評価します。
使用環境に近い条件での摺動挙動を事前に把握できるため、最適なコーティング仕様の選定に活用しています。
プルオフ式自動付着性試験機
専用の治具(ドリー)を塗膜表面に接着し、垂直方向に引きはがすことで密着強度を数値化します。
基材との界面破壊か、塗膜の内部破壊かを判定することで密着メカニズムの把握や前処理条件の妥当性検証が可能です。
規格に準拠した評価により、客観的で再現性のある密着性データを取得できます。
剥離強度評価試験機
テープ剥離試験および塗膜の剥離試験により、コーティングの非粘着性と密着性を定量的に評価します。
テープ剥離荷重から離型性・非粘着性を把握するとともに、塗膜剥離荷重から基材と塗膜の密着性を評価。
一定条件下での剥離挙動を数値化することで、仕様検証のみならず、量産時の品質管理・ばらつき監視にも活用しています。
接触角測定装置
水や薬液の液滴を塗膜表面に滴下し、接触角を測定することで濡れ性・撥水性・撥油性を定量評価します。
傾斜面や垂直面にも対応。表面エネルギーの違いを数値化することで、付着防止や離型性能の比較検討が可能。
用途や相手材に応じた最適案表面特性の設計や、経時変化・劣化の評価にも活用しています。
山崎式ライニングテスター
薬品環境下において、コーティングの耐薬品性・耐浸透性を評価します。
長時間の浸漬や加温条件での劣化挙動を確認し、塗膜のケミカル耐性やピンホール等の塗膜欠陥・界面からの浸透リスクなどの評価を行います。
腐食環境で使用されるタンクや配管部材向けのコーティング信頼性評価に用いています。
高加速寿命試験
高温・高圧の蒸気環境に塗膜をさらし、熱・水分・圧力が同時に作用する過酷条件下での耐久性を評価します。オートクレーブ条件に近い環境で密着性や外観変化を確認し、塗膜の膨れ・剥離・劣化の挙動を検証。
半導体・食品・医療分野など高い信頼性が求められる用途に対応した開発に活用しています。
別名:プレッシャークッカー試験(Pressure Cooker Test)、HAST試験(High Accelerated Stress Test)
INSTRUMENTSその他の測定分析機器
上記以外にも、各種基本的な評価試験を取り揃えているほか、溶着工程を想定した樹脂離型試験機など当社独自で設計・制作した試験機も保有しております。お客様の使用条件に応じた評価・検証も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。
実施可能な評価試験
鉛筆ひっかき試験、テーバー摩耗試験、描画試験、碁盤目カット試験など